紫色の波のような藤の花。

わが宿に さける藤波 立ちかへり すぎかてにのみ 人の見るらむ

古今集 凡河内躬恒


我家の庭に美しく咲いている藤の花。そよ風に吹かれると、まるで紫色の波が立っているようだ。
前を通る人は、そのまま通り過ぎることもできず、立ち止まって見るのだろう。


自宅の藤の花の素晴らしさを詠んだ歌のようです。