委託販売、責任販売制、35(さんご)ブックス で出版は変わるか?

7月11日、東京国際ブックフェアで「出版産業の課題解決に向けて これからの取引・流通・販売のあり方とは」という専門セミナーが開かれました。

パネリストは、書店小売、取り次ぎ、出版社から、あわせて5名。

それぞれの発言エッセンスを、まとめてみます。



書店小売

「売る人が商品(本)を仕入れるのは商売の原点」←現実はそうなっていない。

「売れ筋の本は、都心部の本屋では仕入れることができなく、地方の本屋ではあまっている」←流通機能がうまくいっていない。

「ロングセラーの本を、責任販売制にしたほうがいい」←35ブックスはそうなっていない。



取り次ぎ
「売れる本を仕入れられる本屋ばかりではない。取次ぎが本を選んで配本することも必要」←お客が何をほっしているのかわからない本屋も多数。



出版社

「ロングセラーが書店で欠本している。書籍流通における、情報のやりとりが不足」