毎日新聞との包括提携、共同通信が訂正

共同通信社の石川聡社長は4日記者会見し、11月26日に発表した毎日新聞社と共同加盟社の3者間での「包括提携」について「誤解を与える不適切な表現があった」として発表文や会見での発言内容を訂正した。理事会の承認を得ずに、毎日が共同加盟の地方紙から記事配信を受けることなどを表明したために、一部地方紙が抗議。石川社長が陳謝する事態となった。

訂正の対象は、11月26日に毎日の朝比奈豊社長と共同の石川社長、それに共同の多田昭重理事会長(西日本新聞会長)の3人が記者会見で発表した内容。3者連名で「包括提携」と題する発表文を配布。毎日が2010年4月に共同に加盟することや、毎日が加盟社からニュース配信を受ける方向であることなどを表明した。

4日夕、都内で記者会見した石川社長は「必要な手続きを終えていなかった。反省している」と陳謝。発表当日の理事会で正式に決まったのは毎日の共同への加盟だけで、包括提携は未承認であることを明らかにした。(04日 22:28)

提携内容を加盟会社にきちんと説明していなかったのは、なんとも後味がよくないですね。
毎日の共同への加盟は、リストラが目的でしょう。
地方取材を減らしていき、より深い内容の分析記事に集中する。
大転換点にあるいまの新聞社の象徴のような毎日新聞ですが、今後、どうなるのか注目です。